先日は、りべるたんのA君の救援活動に多くのご協力をいただき、誠にありがとうございました。再掲になりますが、救援費用に関する収支報告はこちらになります。報告が遅れ、申し訳ありませんでした。

さて、イベントのお知らせです。10月17日(金)夜、早稲田にて、7.6早稲田カウンター学生弾圧の報告会を開催します。救援会からの報告に加え、レイシストへの「全治2日」の傷害容疑でデッチ上げ逮捕された、当該のA君からもアピールあり。また、ジャーナリストの安田浩一さんや弁護士の酒田芳人さんらを招き、ヘイトスピーチや日本の代用監獄制度の問題点について、議論します。奮ってご参加ください!

<シンポジウム 早稲田からヘイトスピーチを考える
~ヘイトスピーチ・カウンター・政治的逮捕~>

 

 日本社会において外国人(とりわけ、中国・朝鮮半島から来る人びと)に対するヘイトスピーチ(人種差別扇動表現)を公然と行う勢力が現れて以降、ヘイトスピーチをめぐる抗争や論争が激しくなっています。去る7月6日に、人種のるつぼとも呼ばれる早稲田の街においても、外国人差別撲滅委員会と名乗る団体が早稲田奉仕園(日本キリスト教会)を標的としたヘイトスピーチのデモを実施しました。この動きに対して早稲田大学の学生有志が呼びかけ人となって、この差別表現のデモに対して反対の意思表明を行うカウンター抗議行動を実施しました。その際に、ある参加者の学生A君が公安警察によって逮捕されるという事件が起きました。その逮捕を受けて、早稲田学生有志とA君が関わっていたシェアハウス「りべるたん」とが協力し本救援会を立ち上げ、1ヶ月弱に渡る救援活動を実施してきました。多くの人々・団体から本件に対する支援をいただき、A君は20日間の勾留の後、釈放され不起訴が確定しました。そこで本企画においてこの一連の救援活動の報告を行うことを決めました。

 他方、今回の逮捕事件は日本社会における反ヘイトスピーチの運動における重大な問題を提起しているように思われます。奇しくも、同救援活動中に関西において「男組」と呼ばれる反レイシズムを掲げる団体のアクティヴィストが8人逮捕されるという事件も起きました。カウンター行動においては以前から数名の逮捕者を出していましたが、A君のような学生が逮捕されたり、カウンターの現場ではないところで一斉検挙が起きたりする事態は初めてのことでしょう。この事態は運動の一部の問題ではなく、今後反ヘイトスピーチの運動をどのように行っていくのか、さらには人びとが声を上げられる民主主義社会をどのように作っていくのかという問いを突きつけているように思われます。8月末にはヘイトスピーチを規制すると同時に、官邸前の抗議行動などを規制しようとする自民党の動きもあります。ヘイトスピーチをめぐる動向は今大きな転換点にさしかかっているといってよいでしょう。したがって、本企画ではそのような情勢の中で、7月に起きたA君の逮捕の経緯を踏まえつつ、ヘイトスピーチとそれに対するカウンター抗議行動、そして政治的逮捕について広く考える場を設けたいと思います。

 

第1部 講演「ヘイトスピーチとはなにか」(安田浩一=ジャーナリスト)
第2部 7.6事件の経過報告と会計報告(増井真琴=救援会責任者)
第3部 共同討議 ヘイトスピーチ・カウンター抗議・政治的逮捕
(司会:杉本宙矢=早大院生、A君=7.6弾圧当該、中村仁美=早大生、酒田芳人=弁護士、安田浩一=ジャーナリスト、山口祐二郎=憂国我道会)

 

とき:10月17日(金)18時開場/18時20分開始(予定)
場所:早稲田大学16号館305教室
(中央図書館前の西門から入るとすぐ左側の建物が16号館です)

主催:7.6早稲田カウンター学生弾圧救援会(早大生有志+共同運営実験スペースりべるたん)

 

 

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