あけましておめでとうございます、りべるたんより新年第一回目のイベントのお知らせです。
りべるたんのご近所さん、豊島区は要町に「べてぶくろ」という取り組みがあります。
この取り組みは元々は北海道・浦河の「べてるの家」という精神障がい等を抱えた当事者の活動拠点からスタートしたものです。誤解を恐れずに言えば、精神障がい者を主体としたのシェアハウスのようなものです。これが北海道・浦河にて30年以上前から今に至るまで運営されており、べてぶくろさんはその系列となります。
このべてるの取り組みがですね、とても面白い!
べてるの取り組みの一つに「当事者研究」というものがあります。通常、人を病気と診断するのは医者です。専門家=医者が病名を告げることで人は病人となります。そして専門家主導のもとで、保護的に・管理的に薬やら治療やらといった処置を進められます。「囲」学=囲い込まれて、「管」護=管理されて、「服」祉=服従するという医療が行われます。
しかし、べてるはそうじゃないだろうという取り組みをしています。病気について専門家でなく当事者が主体となって問う。「自分でつけよう自分の病気」「弱さの情報公開」という理念があり、自分たちのことを自分たちで問い、そして助けあって生きていく、こんな取り組みが展開されています(何だかりべるたんやその他諸々のシェアハウスに似てるような気もします)。
さらに、べてるの取り組みの面白いところが、ここから一歩進んで働く場所を、仕事を作っているところです。この点は、りべるたんやその他諸々のシェアハウスとは大きく違います。仕事をどうするかというのは、多分様々なシェアハウスで話題にあがるトピックかと思いますが、なかなか具体的な解決に至っていないものです。
昆布の袋詰の下請けから始まり、今では社会福祉法人や福祉ショップなど、多種多様な事業が生まれ年商1億円の事業体へと成長しています。べてぶくろさんでも、「そこそこなんちゃってヘルパー」という15分220円で家事掃除の手伝い等の事業が行われています。こういった仕事づくりを支える理念に「苦労を取り戻す」というものがあります。仕事も苦労もなかなかしたくないことと思われがちですが、べてるでは、あえて仕事を作って、苦労を取り戻そうとする、そしてその試みが拡大している!
という感じに、とにかく面白そうでかつ様々学べるところがありそうなべてぶくろさんと交流する機会をりべるたんで開催します。新年一発目のりべるたんに皆様ぜひ遊びにきてください。
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べてぶくろ交流会@りべるたん
1月16日19時半~ 参加費1000円
1時間ほど
向谷地宣明さんにお話を伺います
以降、まったり自由に交流会