自主生存・文化発信を理念に日々爆進するりべるたん。
なんと先日、大学の自治寮の交流会「全国学寮交流会」にお呼ばれするという偉業を達成しました(大学寮ではないのに)!!

どうやら今回のお呼ばれには、自治寮が軒並み破壊された首都圏において、新たに自主的にスペースを作り、学生の受け入れを積極的に進める寮的な側面が評価されたみたいです。りべるたんは首都圏における新たな希望、学生の新たな文化空間のフロントランナーみたいです。

とはいえまだまだヒヨコなりべるたん、去る9月28日に開催された学寮交流会にて、自治の先輩にノウハウを教えてもらい、交流し親睦を深めてきました。本記事では全国学寮交流会について、りべるたんの美化を守る戦闘的厚生部のもんじゃ太郎が報告します。

りべるたんずからは3名が参加!

りべるたんずからは3名が参加!

全国学寮交流会ってなに?
全国学寮交流会とは全国の学生によって運営されている寮、もしくはそれを目指している寮が参加し、現状を報告し合い、協力し問題に対処する会です。この会自体はまだ、出来て日が浅いらしいですが、学寮交流の歴史及び背景は1960年代まで遡ります。

1960年代当時、大学側が教育寮として設置した寮を、当時の学生がりべるたん顔負けのアウトローな形で居住し始めるようになり、そして学生が『あれ、俺たちだけで運営できるんじゃね? 職員とか、要らなくね?』という重大な事実に気付いたことから全国に自治寮が大量に出来ました(旧制高校時代からある寮もあります)。

この一連の出来事に対して、大学側も『職員いなくて管理ができない上に、中間搾取も無理なので儲からないしで、・”(>0<)”・。ンモォ~。いつでも介入して取り潰してやる わΣ(ノ`□´)ノシャーー!!』と目をぎらつかせていました。

目をぎらつかせる大人の例

目をぎらつかせる大人の例

この状況に危惧した寮生が、自治寮のネットワークを担う全国自治寮連合(以下、全寮連)というものを立ち上げ、盛んに交流し、相互に情報交換をし、寮を守り合っていました。しかし、学生は次々と卒業し、意識が変わっていく中で、大学のおじさん達はあの手この手で攻撃するようになり、年々自治寮も減らされていき、2006年に全寮連の中心だったという東大駒場寮がなくなった事を折りに、全寮連は解散する事になりました。

全寮連は解散したものの、自治寮のネットワークを再興しようと、寮生達が新たに作り直したのが今回参加させてもらった全国学寮交流会です。

全国学寮交流会の参加寮・議題
参加寮は神戸大学白鴎寮、京都大学熊野寮、京都大学女子寮、和歌山大学紀雲寮、関東のとある貴族大学の寮、東北大学日就寮が参加しました。
議題はおじさんが目を光らしているので大まかな内容でしか書けませんが、各地の寮への自称グローバルを語って寮自治会を解体する行動が行われているようです。物事の判断は寮生が決める事であり、大学側が押し付けたりすることではないという事で多くは一致しました。

会議風景

会議風景

全国学寮交流会でぶつけたりべるたんの問題について
まず、一つ目に寮での人間関係の争いをどう対処しているのかという問いには寮には学籍というリミットがあり、そんなに争わないそうです。恐らく、これはラブラブのカップルが同棲し始めるとすぐ別れるのと同じ現象で、空間の広さが関係するのではないかと私は勝手に考えています(多くの寮はりべるたんより広いですからね)。

そして、二つ目ですが仕事の過剰負担について質問しました。この質問の回答には各寮の作風が出ていました。和歌山大学紀雲寮は上級生がしっかりとした指導をする上下関係によって、一方、東北大学日就寮は全会一致の原則という方針を取っており、一人一人が膝を合わして納得するまで話すという解決策を示しました。これは一見すれば真逆ですがどちらも指導を受ける人間、不満をこぼす人間が、最後には必ず納得する事が肝心であると思われました。

総括
今回、学寮交流会に出た事はひとえに躍進と宣言できます。まず、りべるたんが他の自治組織に多くの繋がりを持てた事、問題の解決策の模範解答とは述べませんが、一定の軌道が見えたことなどが躍進の大きな理由ではないでしょうか。これからりべるたんを考えたときに、より高度な民主主義的自治を保ち、更なる文化発信が出来る状態に仕上げていくために、自治の教授、人間の繋がりをもたらす自治寮との連帯を深めなければならないと私は訴えたいです。