どうも。東洋鍋子こと渡辺美樹です。

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今回、司会をやるにあたって東洋鍋子をやめたのですが、ワタミの社長と同姓同名なので混同されている方が多いようです
ワタミの社長は来ませんw
ややこしくてすいません><

さて、またまた告知文章です。
多くの方に脱就活シンポジウムにご参集頂きたいので、シンポジウム開催の経緯を私のことも交えながら書いていこうと思います。

簡単な自己紹介
現在、私は東洋大学で4年生をやっています。専攻は社会学です。卒業できるかはちょっと怪しく、就活はやっていません(詳しくは後ほど)。進路については時々考える程度、就活よりも卒論などに今は時間を割いています。

そんなんで脱就活なんて言ってんじゃねーよって突込みが入りそうで怖いですが…。

進路について―今は立ち止まり中です
私はまだ就職先が決まっていません。というか、就活すらしていません。一回やってやめちゃって、それっきりです。進路に関しては立ち止まり中です。

3年生の時に、焦って少しだけ就活をやったことがあります。
しかし、将来像が全く描けず、就活のプロセスを辿るにつれて不安が高まりました。
なぜなら、大学でのガイダンスや企業説明会では、労働法や働く上での権利がどれだけ守られているかなど、肝心な部分を教えてくれません。先輩のやりがいや成長についてのお話、企業のアピールなどで終了してしまいます。妊娠や出産時の処遇について、女性の昇進について、不当に扱われた時の対処法など、個別具体的な一個人としての先行きが見えにくいのです。
こうしたことに、漠然とした不安を抱きました。結局、正社員で働いてもこき使われるだけ使われて捨てられてしまう、そんなところに自分の生活の大半を託しても良いのだろうか…。
既存の就活の地に足のついてない感じもひどく、おいしいところしか教えないなんて胡散臭いな、と思ったら、徐々にフェードアウトしていました。

それでも、就活は私を放してはくれませ。ちょうど昨日も、大学の進路指導室から、君の進路はどうなっているのだ、という旨の電話がかかってきました。
大学は、考えるより感じろと言わんばかりに講演会やらガイダンスをガンガン入れてきて、あらゆる手を使って学生を就活させようとしてきます。4年生になればその圧力はさらに強まりますが、私はこれから、できるだけ距離をとりたいなと思い、今は立ち止まって、就活以外の選択肢について考えています。

脱就活という選択肢について
就活中の大学生の自殺者がこの5年で約3倍にも増えた、と最近のニュースでありました。就活戦線は年々激化していきますから、自殺者が増えていくのも無理はありません。
これ以上、就活の犠牲者が増えないように、脱就活は必要なのです。
脱就活というと、それは働かないということなのか?企業に勤めないということなのか?と聞かれます(菅谷くんの記事にも似たようなことが書いてありますが)。
そういうことではありません。
脱就活(就活をしなかった人)をした人は、働いている人が大半ですし、その働き方も様々です。だから、働かないことを推進している訳ではありません。
そうではなくて、就活におかしさを感じて生きる意味まで消失してしまったり、そもそも正社員として働くのはどうかと思っている人が、気軽に就活から脱せるようになっていいはずなんです。

シンポジウムの開催にあたって
脱就活をしてどうやって生きていくのか、その後の働き方は?など、様々な疑問が浮かび上がってくると思います。そこで、脱就活のシンポジウムの開催をする運びとなりました。

脱就活という選択肢はとてもみえにくいです。進路指導室にいっても紹介してもらえる訳ではありません。そのため、とてもハードルが高い、高そうにみえてしまい、結局は就活に回収されてしまいます。私自身も、立ち止まる中で、就活しない選択肢について考え始めましたが、具体的なことは何も分かっていません。そこで、シンポジウムを通して、皆さんと共に、学んでいけたらな、と思っています。
第一部の基調講演では、就活しないで生きる方法を、フリーライターであり自然農などを行っているオルタナティヴな生き方の元祖である鶴見済さんをお招きして、若者の置かれている状況と、今後についてお話して頂きます。
第二部のパネラートークでは実際に脱就活をした人、しなかった人、働いてないけど楽しく生きている人などをお招きし、脱就活後の生き方について話していこうと思います。

就活に困っている学生だけではなく、オルタナティブな生き方に興味のある人、実践している人など、色々な人に来て頂きたいです。
よろしくお願いします。